計画のない目標とコンセプトはないのと同じです。想像してみましょう。
メニューも統一感がなく、内装もちぐはぐ、行き当たりばったりの開業で、セラピスト自身が本当にやりたいことが見えない。
そうすると、もちろん告知の際も、サロンをひと言で表現することが出来ないので、内容が今ひとつ伝わりにくいチラシやホームページになります。それを見たお客様は、サロンの魅力を感じてくれるでしょうか?一度来店していただいたお客様は、もう一度来たいと思ってくれるでしょうか?お客様は結構よく見ています。
一体ここは何がしたいんだろう?何を提供してくれるんだろう?と疑問に感じるようなサロンに足を運ぶことはありません。
サロンは「コンビニ」である必要はありません。「何でもありますよ」ではいけません。むしろ、このサービスならどこにも負けないという気持ちがあるほうが、その専門性に惹かれたお客さまから信頼を得ることができます。
わたしのサロンのロミロミセラピストは、実は「エステ」の経験の方がロミロミよりも長いです。安直に考えると、エステも出来るんならメニューに追加しようと考えてしまいがちですが、サロンではエステは取り入れていません。
「ロミロミもエステもあるサロン」、「ロミロミ専門のサロン」、あなたなら、どちらのロミロミを受けてみたいと思いますか?
サービス内容が多ければ、その分、集客ができるわけではありません。お客さまは「何を受けていいのか分からない。」と迷っています。
自分が心から信じた技術をお客さまに伝えたくてサロンを開業したはずです。統一するということはとても勇気が必要なことですが、とても重要なことであるということも認識してください。
多くのお客様に来店していただきたいのであれば、ホームページやチラシなどで、信頼感や安心感ともうひとつ「良さそう」と思っていただく必要があります。いかに、未来のお客様にサロンの良さを伝えられるか。それにはサロンの魅力のひとつとなる【コンセプト】とあなたの人柄を表す、【人間性】が必ず必要なのです。
癒しサロンは大手と呼ばれる大きくサロン展開をしているサロンがありますが、実際のお客様はセラピストと一対一の関係を求める傾向が強くなりつつあります。本来リラクゼーションに最適なのは、個人や小規模サロンのように、一人に対してじっくり丁寧にというものがあって成り立つものなのかもしれません。その個別対応がとても有利に働く可能性は充分にあります。
サロンの内装にお金をかけなくても、ホームページにお金をかけなくても、立地が駅前でなくても、コンセプトをしっかり持ち、質の高いサービスを提供して、それをお客様に伝えることが出来れば、それを気に入って、お客様(リピート)になってくれる可能性が飛躍的に高まります。
商品を買う時も少なからずこういう感覚はあると思います。「あの会社のコンセプトが好きだから、これを買うの」とか、ブランドが何々だからと、買う方が。
「そんなの当たり前」と思った方もいるとは思いますが、少し立ち止まって考えてみましょう。本当にあなたのその想いは、自分自身から見て、サロンから見て、お客様の視点から見ても納得のいくものですか?
実は、このコンセプトがゴッソリと抜け落ちてしまっていることに気づいていないサロンさんがとても多いのです。その最悪の結果、伝えたいことが定まらず、集客できない、リピートしないという非常事態に繋がっているのです。
個人サロン・ホームサロンの開業といっても、計画することはとても重要な作業のひとつです。行き当たりばったりに開業してしまうと、200%、無駄なお金、無駄な時間を消費してしまいます。
開業準備のための準備がコンセプトづくりなのです。
コンセプトを固めてしまえば、ターゲットが決まります。そして、そのターゲットが多そうな出店場所が決まります。それに合わせたサービス内容が決まり、そのターゲットの層でメニューの料金設定が決まってきます。内装や告知の仕方にも、もちろん影響があることです。
基盤が無いサロンは決して上手くいきません。必ず納得のいく内容が決まってから準備にかかりましょう。
自分が出来る・提供したいセラピー、自分が好きなもの、は何なのかを考えます。
などなど、その他にもここでは挙げきれないほど、様々な手技・手法が存在します。
その中で自分が本当に好きで、また、大変な状況になっても続けられるほどの自信があるものを選ぶことが一番です。
やはりサロンを成功させたいという強い気持ちなくしては、仕事として続けることすらかないません。何も考えずに開業して何となく上手くいってしまったという方もいるかとは思いますが、そんな運任せにするにはリスクが高すぎます。
「開業しても、そんなに儲からなくても・・・」セラピストとしての在り方と、ビジネスとしての考え方の狭間でお悩みの方も、事業として続けるからには、売上げを収益を上げなければ絶対に続きません。自分のセラピーでお客様と接して、お客様もそしてセラピストである自分自身も豊かになりたい、と考えて開業したのに、これでは意味がありません。
自分がするべき手技・手法が固まったら、今度はできる限りたくさん、サロンを開業する理由(アイデア)を挙げてみます。
他のサロンへトリートメントを受けに行ってみたり、サロン業界の動向や、雑誌でも何でもいいですが、アイデアの基となるものなど、アンテナをはりながら考えていきます。
例えば、「自分が思うようなサービスをしてくれるサロンが無く、美と癒しのトータルサロンをしたい」や「癒しが定着しつつある中で、日本人にあったセラピーが無い」など、今求められていることは何かということと、自分ができることを中心に、理由を具体的に挙げていきましょう。
これは、納得がいくまで何度も繰り返し書き出していきます。
書き出したものをまとめていくと、ターゲットにしたいお客様の層や店舗の立地や内装、サービスの内容など、サロンに関する具体的なことが自然に出てくるようになるはずです。これをコンセプトとして、これからのサロン準備の基盤にしていきましょう。
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